土曜日。朝は6時に起きる。今日からリトリート合宿だ。夜ふかしになることは目に見えているので、出発の朝はあまり早く起きすぎずに体力温存。やることはいっぱいあるから、ほんとうは3時に起きて自分ケア&家事をしたかったのはやまやまだが。
朝ごはん作ってネコの水の交換。ネコの水はポンプで噴水になるタイプのものを使っていて2日に1回は全部のパーツを外して、モーターの中のプロペラまで!、掃除&洗浄する(大きい方のネコが流れる水しか飲まなくて、こういうタイプのものを用意している。そうでないとトイレの蛇口から飲んだりしちゃうので)あとは、、トイレと洗面所も掃除。魚のえさやり、洗濯片付け。出かける忙しい前にこれだけの家事ができてとりあえずマル。あと外部委託しているオンラインの仕事を1時間ほどする。
末っ子美容院から帰宅。一般的に言う「おかっぱ」なのだけど今風な仕上がり。なんだろ、ストレートのコテを当てて外ハネっぽくなってる感じか?付き添っていた夫いわく帰り道反射するすべてのものに自分を写してヘアスタイルをチェックしていたとか。ウケる。こういうところが末っ子のかわいいところ。満足いく髪型になったようだ。家に帰ってからもずっと鏡を見ている。お昼ご飯は長女にシチュー作りを託す。料理好きな子でありがたい。わたしはお昼食べる時間なし。朝のバターコーヒーだけで日中は終わりそう・・やむなし。旅行になると食生活が乱れるのが気がかり。生理周期が狂ってて、閉経が近いからか?、予定では旅行の前に終わってるはずだったのに来る気配なし。体むくみまくり。もし旅の途中ではじまってもいいように「きずきの紙」は持っていく。月経血コントロールはできてると思うけれど、場所が変わって宿泊となるとさすがに心配。シーツとか汚したらどうすんべ、と。
13時前に家出発。駅までゴロゴロとキャリーケース転がす。タイヤの音がうるさい。駅前のスーパーで朝食用のいちご2パック購入。わたしは朝食係なので材料で荷物いっぱい。途中の君津駅でフリーランス仲間のSさんとOちゃんと合流。ここからは2両編成のローカル電車となる。意外と人いっぱいでわたしは立っている。わたしのキャリーケースは安いものを選んだらロックがかからないタイプだったので、電車のなかではずっとハンドル持っていないといけない、、から立ってて好都合ではあった。
合宿所の最寄駅からはタクシーで向かう。ふだんはタクシーがいない駅で、リトリート仲間が気を利かせてタクシー会社に連絡してスタンバイしてくれていた。ありがたし。5分の道のりだけど料金1800円。予約料金?お迎え料金?が含まれているのかな。今から考えるとそう思う。
エアビーである宿泊所到着。このあたりではひときわ大きくて豪奢な建物!すごい。ほんとに。プールもサウナもある。ジャグジーも。5ベッドルームに大きな和室もあり最大15名宿泊可。キッチンも広い、リビングも。目の前は海。めっちゃすごいところだね。家族で来たら子どもたちがどんなによろこぶかな、と想像する。
オンラインサロンの仲間のため、リアルで会うのは初めて。ハグしてよろこぶ。でも初めての気がしない、というのがオンラインつながりのなせる技。主催者のSakiさんとも初めて会った!うれしい。1年半くらい前からオンラインでお世話になっている。Sakiさんはパリ在住のため、今回帰国と合わせてこのリトリートを企画してくれたのだ。まさか千葉で開催とは思わなかったので通常なら家族を置いてわたしが旅をするとはあまり考えにくいのだけれど、「千葉県民のわたしが参加しなくてどーする」、ということになった。
夕方からワーク(それぞれの発表)スタート。オンライン参加の人もいるのでテレビ画面に映しながら。わたしは2番目だった。うーん、うまく話せなかった気がする・・声が出てない。ほんとうにちゃんと伝えられるときはお腹から声が出るんだよね。第二チャクラが開いていない。まだスタートしたばかりで会場の雰囲気があたたまっていない、というのもあったか。それは言い訳か。でもまあ終わってよかった。そしてわたしがしたいビジネスの根幹が確立したと思う。
わたしは女性のための『月の小屋』を作る。「小屋?」。はい、小屋。昔あったんです。村に1つくらい。生理になるとそこで3日間くらい寝泊まりする場所が。そしてそこで体と心を休める。同じ生理周期の人もいて、いろんな話(世間話から家事や子育てのことや体のこと)をしたそうだ。そこで受け継がれていた女性の身体性と生き方。いまはそういうところが一切ない。だからみんな孤立して困ってる。異世代で交流するということがほぼ皆無。もっと女性は女性同士で助け合って伝え合っていけるはず。知恵と経験を。そういうことがわたしの根底。
発表の途中で夕食タイム。おしゃれなケータリング。ワインとかもあった。けどわたしは飲まず。もうアルコールはわたしの人生では必要がないのだと思う。みんながおしゃれなグラスでいろんなものを手にしている中わたしひとりマグカップで緑茶。それで乾杯した、という。食事はお腹が空きすぎて逆にほとんど食べられないし、おしゃべりが忙しすぎて食べられない。食べながら会話するというのがとても苦手。さらに悲しいかなこの年齢になると歯茎に食べ物がすぐつまる。食べた後、歯磨きできればいいけれどそういう余裕もないのであまり食べないようにしていた。
その後、発表が再開されわたしはひたすら白湯を飲んでいた。ざらざらした珪藻土みたいなマグカップだったので気がつくと白湯が少なくなってる!カップが水分吸っちゃってる。こんなことってあるんだ。後半はファシリテーターをしたけれど、うまくできなかった気がする。もっとリラックスしてやればいいのに、型にはまりすぎたし、聴きに徹してしまったりしてタイムキーパーもうまくできなかった。いろいろ反省。。
若い世代の発表を聞いていて、人生いろいろだよね、と思いつつも時代の背景は大きいと感じた。若い世代は将来に絶望している。だからこそ自分で立ちあがろうとしている人がここには集まっているけれど(それは希望でしかない)、世の中には今に絶望して将来に希望を見出せない人がいっぱいいるんだと思った。わたしは好むと好まざるにかかわらず、その時代を作ってきた・構成員だった一員として責任を感じる。わたしが偏差値教育を甘んじて受けていたこと、学歴社会、結果がすべて、物に価値を置く、そんな時代だった、ここ30年くらい。そのときわたしはすでに大人だった(正確に言うと30年間というのは19歳〜49歳だ。社会の真っ只中にいたのだ。)だからこそ、それに気がついた今のわたしは若い世代に女性の身体の神秘、暮らしの豊かさ、ほんとうの生きる力を自分なりの表現で伝えたいと強く思う。
そして、時間は押しに押して(みんなパッションあふれて発表して泣く人続出。ふりかえれば自分の発表で泣いていなかったのはわたしと数人だけ。後半組だったらわたしもきっと泣いた)時計の針は夜中の12時をあっという間に過ぎる。そして最後の人の発表が終わったのは夜中の2時半でした。それからみんなお風呂に入ったり、引き続き話をしたり、食事の片付けしたり。お風呂が混みそうだったのでわたしはパス。この年齢になると1日くらいお風呂に入ろうと入らまいと、自分の大勢に影響なし。そんなものだ。なんとでもなる。
ただ歯磨きがゆっくりできなかったのが後悔。普段は電動歯ブラシで念入りに磨いてからデンタルフロスに歯間ブラシにガーゼでぬぐう。でも若人(わこうど)の中でそんなことしたらびっくりされるから、歯ブラシはふつうのものを持参しこっそりトイレでフロスと歯間ブラシはかろうじてやってみた。でも磨き足りなかったのはいなめない。そして眠すぎてそそくさと和室に布団敷いて寝る。いつもの歯ぎしり防止のマウスピースをして、いびき防止の口テープして(涙ぐましい(゚∀゚)いびきについてはわたしのスタンドFMで熱く語ってます)、それを見られないようにマスクして寝ました。
長いけれどたのしくて非日常を楽しんだ1日でした。
いびき対策本部の涙ぐましい実情ラジオ
大人になるとこんな悩みもあるんだよ、と(リンク飛びます)