この春、おかげさまで長女が大学生になりました。
関東圏の大学なのだけれど、通学するには2時間半ほどかかる場所のため1人暮らしすることに。進学先が決まってから、入学式まで約2週間(しかない!!あせっ)
ものすごい大慌てで不動産めぐりをして、やっと落ち着く場所を見つけられました。
一人暮らし用としては広めの部屋で、静かな住宅街にあるのでなかなかによい物件。
それからはちょこちょこと家電や家具など生活用品を買い揃える日々。
冷蔵庫、洗濯機、掃除機、クローゼット収納棚、テーブル、いす、ベッド(組み立て式のすのこベッドにした)、ソファ、カーテン・レース、食器棚、ラグ、洗濯ラック(引越し先のサイズに合わず使えなかった・泣)。
お皿、ふきん、キッチンツール、洗剤、物干しざお、ふとん一式、シーツ、スリッパ、鍋、フライパン、炊飯器、オーブンレンジ、トースター。
調味料各種、お米。
電動自転車。
もう毎日なにかを買い足していた。
来月のカード請求額がおそろしや。
もうお金使いたくない。
選択・決定・決済、この繰り返し。
いやってほどやりました。
この作業エネルギー使う〜〜〜!!
買った後に別のお店でもっといいものが見つかったりしたときの「がが〜ん」感たるや。
長女の希望により、床にフロアタイルを敷くことに。
最初は「そんなことしなくていーじゃん」と思っていたけれど、
最近の若い世代ではそれ流行ってるらしい。
たしかに敷いてみると、部屋全体が明るく洗練された(白なので)
床って部屋のイメージを左右するだいじなパーツかもね。
ということでかな〜り理想を追求した部屋ができあがりました。
こんなにしてあげる必要もなかったかもしれないと思いつつ。
どこまで付き合ってあげる(希望を聞く&お金を使う)べきか、毎日悩んでました。
「足りないくらいでスタートして、すこしずつ買い足せばいいじゃん。
この際ミニマリストになってくれい。」
なんて思いながらも、
「あ〜キッチンツールはこのカラーで揃えた方がいい。鍋との相性をみると素材はこれがいい。」
とかわたしの趣味嗜好がかなり入ってしまうことも。
都度「あかーん!わたしの好みを優先してどーする。」
と自分にツッコミつつ、
「でもさ、最初に揃えるものってめちゃ重要!それを一生とは言わないけど何十年も使い続ける可能性あるし、スタートでまちがうと後悔するし。これは主婦歴19年のあたくしめから言わせると、この場合はこっちが正解なんだよね。」
という思いもある。
などど1人妄想がすごかったわけですが、
長女はこだわるところはこだわりつつ、それ以外のものって案外「なんでもいー。ママ決めて。」なんて言うもんだからついついハリキリかーさんになってしまいました。
引越しから1週間泊まり込みで、入学式にも出て、近場を散策してどのスーパーがいいかとか、こんなお店があるよとか、あそこの丘の上からの景色は最高だと発見したりなんて偵察もして。
そしてわたしは自宅に帰ってきました。
帰宅直後は長女がなにか困ってないかなど連絡したり心配したりしましたが、
こっちはこっちの生活があるわけでそれにまみれていたら気がつけば2週間経過。
長女からの連絡も「PayPay送ってー」とか「フライパン焦げたんだけどどうしたらいい?」とか「ガス会社から手紙来たよ」とかそういう必要な連絡のみ。
「さみしー」とかそういうのは一切なし。
聞いてみれば「もう大学めっちゃたのしいし、仲のいい友だちできたし、ご飯作るのもおもしろいし、1人でも全然さみしくないしこわくないし。友だちが泊まりに来るし。」
らしい。
わたしの方も長女を心配して思い出す回数もどんどん減って、
「あっ?そういうばどうしてるかな」という程度。
そのとき気がつきました。
わたしは長女をしっかりと送り出せたんだなと。
18年間しっかり?育てて、それを思い切りやったからすんなり手を離すことができたんだろうかと。(そうであってくれい!)
引越しに関しても、十分やれることはやったという感覚があるから必要以上に心配することもないのかと。最初はちょっと過保護すぎるかなこのつきっきり感、と思ったけどあれはあれでそのとき必要なことだったんだと思う。
しかるべきタイミングにやりたいことをやり切る、というのは充実感と達成感に包まれ次へのステップにつながるんだなと。
これはどんなことにも言えることですね。
今日をしっかりと生き切る。
それ以外することってあるんでしょうか。
これからいろいろハプニングやトラブルなどはあると思うけど、
それでも長女は自分の力できっと生きていけるという感じがしています。
わたしの子育てのひとつの節目。
無事に刻まれたんだと思います。
ということで、まだ下2人の子育て真っ最中だけど3人が2人になったことでなんだか肩の荷が下りた気がします。
これからすこしの余白ができるわけで、それをわたしはどうしていこうかなと思っている今日この頃です。